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カオレムのおっちゃんとシゲさん


■ "乾季のカオレムダム"    


前回の記事で書いたように、まったりした朝を過ごした後、カオレムのおっちゃんの船に乗り、シャドー釣りに出かけた。


OI000043ポイントを見極めるおっちゃん


エンジンでブィーンと移動、ポイントに着いたらおっちゃんがみよしに座ってオールで漕いでくれる。シーンと静かな湖上で聴こえるのは鳥のさえずりと、ちゃぷん..ちゃぷん..とおっちゃんが漕ぐオールの水音だけ。とっても清清しく気持ちがいい~気温は30℃近いです(汗)

笹船みたいなカタチをした木の船は、揺ら揺ら左右にローリングしてちょっと不安定。立ってキャストするのがめっちゃ怖い(笑)なんだかお水はトロトロしてそうだし、こういうダムって巨大おばけナマズみたいなのが居そうな雰囲気で何となく落ちたくない..。そんなのが実際居るならぜひとも釣ってみたいけど..

OI000087裸足で釣り。木の感触が気持ち良い~ 


そして肝心の魚の活性はというと...。朝イチはボイル音が響いたり、ルアーにボシュっっと出たりしてたんだけど、あっという間に魚の反応は無くなった。日が昇ると気温も水温もどんどん上昇してきて、釣れる気配がどんどん消えていく...(汗) まさかボウズは無いと思ってたので徐々に焦り始める


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こんなウィードの隙間にシャドーが潜んでいる


この時は3月なのでこれから気温が上がり浮きに入ると、どんどんウィードが濃くなって、ルアーを引くのが大変になってくるらしい。隠れ場所が少ない分、ポイントは絞りやすいとも考えられそうな気もするけど、そもそもこの時期、乾季のカオレムダムはシャドーの活性が低いみたい。

何とか釣れてくれるといいんだけど....


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カバーが少ないのでこんな立ち木の中も果敢に攻める


かなりしっかりした細い木が群生している。この中にもルアーをぶち込むので、引っ掛かって大変。こういう場所は強い竿と太いラインが欲しくなる。ていうかもし魚が掛かったら、ぐるぐるに巻かれて獲れないんじゃ..(笑)そんな事考えずにとにかく掛けろ、巻かれたら解きに行けば良い、というのが向こうスタイル。獲り方は掛けてから考えろ!(笑)


それにしても魚が出ない。バイトが全く無いし、朝10:00の時点で太陽はカンカン照り、滝のように汗が出て、冷たく冷やしたペットボトルの水は5分でぬるま湯になる。なかなか辛い...モチベーションを保つのが大変だ。


正午12:00を前に、とりあえずお昼ごはんを食べに戻って仕切り直すことにした。午後はちょっと遅めに出よう、14:00か、15:00か...この晴天じゃやり続けてもきっと同じだろう、夕マズメに集中しようか...という作戦。 


「やばい..まじで釣れないんじゃないか..」この時点でだいぶ焦っているが、猛暑にやられてとりあえず休憩せずにいられない状態



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とっても美味しい女将のご飯


■ "昼下がりの癒しタイム..."    

美味しい昼食をいただいたあと、夕べは全然寝てないので昼寝でもしようかと思ってたのに...台所の脇を見るとふよふよ浮かぶ1匹のお魚が。寝りゃあいいのに、ちょっとだけ...と、タナゴ竿にご飯粒をつけて落としてみる...すると....

そぉーっと近づいてきて、一瞬間をはかったあと、ぴゅん!っと喰いついた!!


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キノボリウオだ!メバルのような大きくて可愛い目をしてる


よく探すと日陰になっているとこに何匹もいる。同じようにして狙ってみる。少し警戒しているようだったので、パラパラとご飯粒を巻いて、その中に仕掛けを同調させて落としたら、簡単に釣れた!


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小物用に観察ケースも持ってきた。ギザギザの背びれがカッコイイ


癒しをありがとう(涙)やっぱり小物釣り最高だね。うん、タナゴ竿持ってきてよかった。
そして満足したわたし、扇風機にあたりながらちょっとだけ昼寝をしたらあっという間に出発の時間になった。



■ "初めてのワイルドシャドー"    

どうしても釣りたいけれど、相変わらずのドぴーかんで太陽は勢いを増してギラギラしている気がする。さっきより状況が良くなったとは思えないけど、一番のねらい目は夕マズメ。まずはそれまでに人間がぶっ倒れないようにぼちぼち頑張ろう...

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エンジン全開!!結構速い


船尾に”芝刈り機”をそのままつけたような格好のこのボート。ティラーハンドルの船外機の要領で操船するんだけど、障害物にも全力で突っ込んでくから一体どうなってんのか?と最初は驚いた。どうやらこのエンジン、チルトは常時フリーになっていて、おっちゃんが腕の力で上げたり下げたりしながら走っているみたいで、障害物を通過する際は水面上まですっかりペラを持ち上げてやり過ごしているっぽい(笑)
斬新だなオイ...と笑っちゃったけど、もしかして世界ではこれが普通なのかしら??


それにしてもこのエンジン、2スト船外機の2倍くらい爆音をかき鳴らしながら走るもんで、しばらく移動すると耳が変になりそうなくらいなんだけど、これを毎日(?)操船してるおっちゃん自体はとっても耳が良いようだ。そして2mくらいありそうな長いシャフトの先には、木の根も切り刻む鋭い刃のようなペラが。本当に芝刈り機じゃん。この刃でウィードなんかを切り刻みながらごりごり侵入していくから実はとっても便利な乗り物で、なんだかいつも乗っている船外機はとってもデリケートで頼りなく思えてちょっとアホくさくなった。超イイじゃん芝刈り機..がさつなわたし向きだわ。


それで、釣りのハナシに戻るけれども、午後はおっちゃんのとっておきの場所に連れて行ってもらって釣りをしたのだけど...。わたしは相変わらずノーバイト、が、しかし!!一緒に釣りをしていたシゲさんが、呼吸撃ちでようやく念願の船中1匹目をキャッチした!

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初めて見るワイルドシャドー。柄がめちゃくちゃカッコイイ!!


目の前に横たわる綺麗な蛇柄ボディー。前回のタイ釣行では釣堀でシャドーは釣ったけれど、ネイティブ固体を生で見るのは初めて!自分が釣った魚じゃないけど大興奮した!わたしには凄く大きく見えたけれど、 カオレムのアベレージかむしろ小さいほうだよ~と言われ、尚更自分も釣りたくなった。これよりもっと大きな奴が沢山いるんだから。


そういえば初めて目の前で呼吸撃ちで釣れるところを見た。今まで、呼吸撃ちって本当に釣れるの?って半信半疑だったけど(もちろんそういう釣法が確立されてるのは知ってるけどさ..)、シゲさんが目の前で見事にそれをやってのけたもんだから、ちょっと感動した!
わたしもシゲさんの真似をして、目を見張ってシャドーの呼吸を探す。見つけたらすぐにディープクランクを投入するけど、思い通りに魚は喰ってくれない。


結局、夕マズメにもさほど活性は高くならず、2~3バイトの取り損ねで今日は終了。わたしはボウズで終わってしまった。そういえば小さなカスープを一匹釣った気もするけど。  


(まさかのボウズだ。どうしよう....)
今回は日程にあまり余裕が無くて、実はボートで釣りができるのはあと1日しか無かった。順調にシャドーが釣れて満足したら明日はぶっ込みナマズでワラゴーを狙おうとか悠長な考えをしてたけど、甘かったみたい。どうしてもシャドーは釣りたい、それに悔しい。今日だってチャンスが全く無かったわけではない、良いバイトも何発かはあったんだ。それを取り損ねたわたしが下手糞なだけだ。


諦めきれなかったわたしは、翌日もシャドー釣りをさせて貰うことにした。
都合があってシゲさんは今晩、家に帰ってしまう。(もちろん元々そうゆう約束だった)わたしひとりと、カオレムのおっちゃん。言葉は全く通じないし、今日もシゲさんと何を話しているか、横で聞いててもほぼちんぷんかんぷんだった。 怖そうだけど、意外と陽気でおしゃべりなおっちゃんだということは分かった。


ちょっと不安もあるけど、絶対にシャドーを釣る!!!!


そう決意して、帰路に着くシゲさんを見送った後、明日の釣りの準備を万全に済ませ、わたしは今夜も小物釣りを始めた。
(寝ろ!!!!!!wwww)




to be continued...