―この日記は怪魚釣りとバックパッカーに憧れる、本当は小心者な釣り女の旅の記録である。。とか言ってみたりして(笑)



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バンコク市内の高速道路で車中から

到着してすぐにシゲさんの車に乗り込んでカオレムダムに向かった。カオレムダムはタイ中部の西端にあるカンチャナブリー県にあって、ほぼミャンマーとの国境に位置している。バンコク市内からは高速道路と一般道を使って行くのだけれど、何百kmあるか分からないけれどとにかく遠かった。15:00に空港を出発してほぼノンストップで走り続け、到着したのは深夜24:00を超えていた。ずっと運転してくれたシゲさんはとっても疲れたと思うし本当に感謝でした。シゲさんありがとう。


■ "初めての水上家屋.."    

深夜、真っ暗なカオレムダムの畔に車が到着すると、おびただしい数の野犬の吠える声...(どんだけ犬多いんだここ..)恐る恐る車を降りると、目の前にはギャンギャン吠える飼い犬風の小型犬と、いかにもゾンビ感漂う野良だか飼われてんのかよく分からん犬が...(ああ..何かもはや飼い犬と野良犬の見分けもつかないほど全部恐い)街灯も無い真っ暗闇、懐中電灯、目の前で威嚇する犬、まじで恐すぎる。これに慣れなきゃタイじゃ生きていけないけど...先が思いやられるよ。(トホホ)


大きな荷物を抱えて何とか家の中に逃げ込んだ。本気で恐かった(涙目)そんなことより、ほうほうこれが水上家屋とやらか...見るのも中に入るのも初めてだ。ぱっと見、とっても立派な丸太小屋で、普通の家と同じように玄関でサンダルを脱いで家に入るけれど、そこはすでに水の上だ。

湖は水量の増減があるので、それに合わせて小屋は増築したり移動したりさせるらしい。一棟の丸太小屋を移動させるならまだしも、小屋はどれも複数棟が連結しているので、どうやって動かすのか想像もつかなかった。その方法はぜひ詳しく聞いてみたかったんだけど、私はタイ語が話せないので未だに聞けていないのが残念。

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今回の相棒たち♡

■ "眠れない夜.."    

待ちきれなくて早速荷物を解いて釣りの準備を始めた。翌朝からボートでシャドー釣りに出る予定なのでタックルのセッティングやルアーの選別を済ませる。

El Horizonte70(プロト)を今回はメインでシャドー用に使う。Pimenta55はカバーが濃いエリアのシャドーで使うか、ナマズぶっ込み用に使う為に持参。Morena53はぶっ込み2本目、Picapau57は使うか分からないけど万が一ライトゲームをやる事になった時の為に持ってきた。

リールはABUのビッグシューターとシマノのスコーピオン201HGを持ってきて、あとは数種類のラインシステムと、仕掛け、タナゴ竿などなど。前回に比べるとかなり少ない荷物だった。本当はスピニングタックルも持ってきたかったんだけど、歩いての移動が多い今回はバズーカを細く(軽く)したかったので泣く泣く日本に置いてきた。

さて、明日の用意だけど。今の時期はカバーが薄いらしいので、とりあえずエルホリにスコーピオン、PE4号にフロロ60lbを結んで明日のメインタックルにすることにした。予備でピメンタにビッグシューター(PE6号)も組んだ。ルアーは高速巻きが出来るペラルアーをメインに、フロッグやディープクランクを数個っていうメンツだ。

この時点で深夜の1:00は過ぎている。明日は5:00起きだし疲れてるんだからさっさと寝ればいいのに、小屋の周りがポイントだらけとあっちゃ黙ってはいられない。タナゴ竿に仕掛けを準備して、シゲさんが用意してくれたミミズを餌にして小物釣りをしてみた。


■ "初めての獲物"     

小屋の土台は竹組みになっている。そーっと床下を覗き込むと、チラチラ小魚の姿が見える。ライトを片手に小屋中を見て回る。少し大きな魚体が見えて、目がピカっと赤く光って見えた。一瞬ぎょっとしたけど、急いでミミズ仕掛けを落としてみる。

"グンッ"

すぐにミミズが引ったくられた!結構強い!勢いよく合わせたら針がピーンっとこっちに吹っ飛んできた。あっぶね(汗)どうやらタナゴ竿で釣るには少々大物っぽい。テイップを硬い方に変えて、針の番手も大きくしてもう一度トライ。何度か攻防を繰り返してやっと釣れた!

釣りたかったサルウィンナイフだっ!!!!
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サルウィンナイフ♡タイではプラーサラートっていうんだって。

釣りたかった魚種がさっそく釣れてめちゃめちゃ喜んだ!こんな簡単に釣れるんだ。そんなに釣れないかと思ってたらそうでも無いらしい。引き続き糸を垂らすとすぐまた反応がある!立て続けにサルウィンが釣れた。なんかめっちゃ釣れるぞ。

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Veritas40

タナゴ竿はVeritas40、タナゴハリス0.6号に袖針4号、ウキとガン玉をつけただけの簡単な仕掛け。もう少しタフなタックルだったら簡単に抜き上げられるんだろうけど、タナゴ仕掛けでこのサイズを釣るから結構丁寧にやり取りしないと獲れない、それがまたハラハラして面白い(笑)

それにしても随分釣れる。反応が薄くなったら少しだけ休ませればすぐにまた釣れた。しかもね、サルウィンて本来は夕方は釣れやすくて、餌はカゲロウみたいな虫がいいって話に聞いてたんだけど、謎にミミズで無限に釣れた。

これが面白すぎた。想像はつくと思うけど...結局ほとんど寝ずに朝を迎えてしまった。

(実は翌晩も同じように小物釣りをしたけど全くサルウィンが釣れなかった。あの爆釣劇は偶然だったらしい。ある意味寝ずにやって正解だったのか?笑)


■ "カオレムの朝..."     

夜明けのカオレムダムは日が昇るにつれてだんだん朝もやが晴れて、
鏡のような湖面に朝焼けが反射してとても幻想的だった。静かそうに見えるけれど、まだ夜が明けきらないうちから村の漁師が船を出すので、芝刈り機のようなエンジンの轟音だったり、鶏の鳴き声だったりで寝ていられないくらいだ。これは目覚まし時計要らずだね。

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夜明けのカオレム(水上小屋の部屋からの風景)


6:00くらいに船頭のおっちゃんが来た。真っ黒の顔に真っ黒の髪の毛、目はほとんど黒目で、口髭を生やした小柄のおっちゃん。タイ語しか話せないと聞いたのでサワディカーって挨拶したけどあとは全部シゲさんに通訳して貰わなきゃ何も分からない。英語と違って、タイ語は雰囲気すら全く分からない。ニュアンスで何となく言ってることが...ていう感がさらっさら無い。本当に難しい。


さあ!挨拶も済んだし出発すっか!...と思ったら女将が朝食を用意してくれた。え、今から食べるの?と拍子抜けした感もあるけど、朝食大好きな私は本当は嬉しかった。女将のご飯はとっても美味しかった。こんな時、普通釣り人だったら(朝マズメが終わっちゃう!!)ってピリピリするんだろうな。このゆるいタイ時間はやっぱり私に合ってる。

朝食が済んだら、自前のルアーをおっちゃんに見せて、シャドー釣りに程度が良いものを選んで貰い、船にタックルを積んでようやく小屋を出発した。もう7:00か8:00になっていた。でも私がもたもたしてるから、本当は私に合わせてくれていたのかもしれないけど、言葉が分からないし急いでいるのかどうかもよく分からない。


とにかく私たちは初日のシャドー釣りに出発した!




to be continued..




《以下、カオレム水王家屋の写真です。参考に。》
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ボートの上から見た水上家屋

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イケスなんかも連結されている

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小屋自体はかなりしっかりした作りをしてるよ

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滞在中、小屋の一番奥(沖側)の部屋で寝泊りさせて貰う
 
当然だけど一番岸に近い小屋が玄関になっていて、沖に向かって小屋が何棟も連結している。一番沖にある
この部屋の下の水深は結構深いらしい。

外壁は無いので小屋中どこからでも糸を垂らして釣りが出来る。初めてタイの水上小屋を知ってから、この生活をずっとやってみたかった。