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世界で一番有名な釣り堀、ブンサムラン・フィッシングパークに来た。ここには大量のメコン大ナマズやサワイやパーカーホなどなどがいる。中にはピラルクもいるらしい。ここでは団子釣りのみになる。仕掛けは螺旋状の吸い込み仕掛けを包み込むように、ハンドボール大の糠団子をこしらえて豪快にぶっ込む。

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シゲさん指導の下、糠団子職人を目指す!

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こねる。ひたすら米糠を水でこねる。

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自己流でおまけをつけてみる作戦。サーティーワン的な。

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ウキが沈むのをひたすら待つ。

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ヒットー!!

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ぐぬぬぬぬぬぬぬぬぬ

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…なーんつって♪


…10分後。


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最後の踏ん張りーっ

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浮いた!!

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あべあべあべあべ・・・・

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よっしゃぁぁぁぁぁ!!!!


朝から晩まで12時間、ひたすらこれの繰り返し(笑)でもね、単純作業で簡単そうに見えるこの釣りだけど、奥が深いんです。確かに簡単は簡単、誰にでも巨大メコンを釣れる可能性は十分にある。けれど沢山釣る人とそうでない人では圧倒的に差が出るみたいなのです。


まずは一番最初の糠団子を作る時点で既にプロとの腕の差が。この団子がこの釣りのすべてと言っても過言ではないほど重要な糠団子作り。ベースはブンサムランのショップでも売っている米糠の粉末に水を少しずつ混ぜてしっとりとさせていき、団子にできるくらいモロモロになったらギュッギュッとおにぎりを握るように螺旋仕掛けを軸にして団子を作る。この固さの調節と団子作りが素人のわたしにはすごく難しいのである。


水中に投入したあと糠がホロホロホロと自然に崩れて溶け込むのが理想的、だから水を入れすぎて硬く練ってしまうと全然ダメな団子になってしまう。かといって、パサパサすぎると今度はぶん投げた途端に空中で破壊してしまうので、この加減が最初は分からない。程度の良い団子を作る為には、想像以上に粉っぽい状態を団子にしていくので結構強い力で握ってやらなければならんのだけど、上下左右均等の綺麗な球体にするのがまた難しい。いびつに作っていくといずれ凸凹の一角からボロボロと崩落していくから慣れるまではなかなかイライラした。シゲさんはここを何度も訪れて大勢の人をガイドしているだけに、手早くあっという間に綺麗な団子を作ってみせる。わたしは5分も10分もかけてやっとひとつ成功するかしないかくらい。


基本を作るのも慣れるまで難しいのだけども、更に釣果を左右するのが、マル秘の調合みたいなのだ。香り付けのローションみたいなのを配合するのだけど、何種類ものフレーバーが存在するので、何対何でこれとこれを混ぜる・・・みたいな独自のパターンをみんなそれぞれ持っているらしい。確かに並んでいるどの人の糠バケツを覗いてみても、みんなそれぞれ微妙に色、匂い、質感が違う。それに釣れる頻度は歴然の差がある。圧倒的に釣っていたブンサムランのガイド、ブンソンさん。(本当にそういう名前なのかは知らない)

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この緑色のジャンパーを着ているのが皆ブンサムランのガイドさんみたいなんだけど、中でも圧倒的に魚を掛けていたブンソン。傍まで行って見学すると、アタリを待つ時間すらない。団子をぶっ込むとすぐにウキがツンツン動き始めて1分も経たないうちにシュポッとウキが消える。何が違うんだ?とじっくり観察してみると、仕掛けはほとんど一緒だし、タナも一緒、やっぱり違うのは糠ダネだ。彼の糠は何だかしっとりモロモロとしていてまとまりやすいので、団子にすると一見硬すぎじゃない?と感じるけれど、水中に落とした瞬間にパラパラパラとまんべんなくバラける。な、なんだこれ?一体何を混ぜてるんだ?そう、見せて貰ったところで、触ってみても匂ってみても食べてみても結局何が入っているかは見当もつかないのです。このマル秘の調合を見つけた者だけに爆釣が成し得るのだと思ったよ。そりゃあ毎日ここで糠をこねてるプロフェッショナルだもの。わたしなんかにゃ到底思いつかない秘密がこの糠には詰まっているんだろう。

ちなみにブンサムランには何人ものガイドが常駐していていつでも雇う事ができる。少々値段はお高いけれどガイドは勝手知ったる粒揃いだから沢山釣れるし手も汚れませんよ?という寸法。ガイドつけずにフリーで入る事もできます。わたしたちはもともとシゲさんがガイドしてくれたのでフリーで入りました。

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良質な団子さえ作れてしまえばあとはどんどん魚が掛かるので、ひたすら魚との闘いを楽しむだけ。池は広大なオープンなので時間をかけてゆったりファイトできるけれど、360°池を囲むようにしてみんなが竿を出しているから、あまりにも走らせ過ぎるとトラブルになっちゃうけどね。大変なのは実は寄せてからで、自分たちは水上に建てられた桟橋から釣りをしているので、足下には沢山の柱が立っているわけです。もうお分かりですね?寄せた魚は十中八九、桟橋の下へ逃げようと手前へ猛突進してくる。最後の最後に危険があるのです。

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こんな桟橋で釣りをする。かなり立派。


周りを見ていると、初心者風のお客さんは何度となく潜られて柱に巻かれてガイドがそれを外そうと手こずっている場面が多々ありました。魚が足下に突進をした時、ツナロッドのような強靭なタックルの人は竿先を真下に向けてスプールを押さえて、強引すぎるくらい強引にガチンコで制止していたり。ライトなタックルの人は、うまくいなして誘導していたり、時には潜られたり。

わたしたちはそれほどゴツいタックルでは無かったので、テンションを抜きながら上手に丁寧にやりとりしました。わたしはTULALAのミヌアノ63、ペスちゃんはエルホリゾンテ70で。エルホリ70はさすがに攻め過ぎだとわたしは思うけど(笑)開発中だった為ここでも実釣テストを。デカイのが掛かり、傍から見ててバッドがもげるんじゃないか?ってくらいぶち曲がってましたが、取り越し苦労だったようです。手前でも上手にやり取りしてしっかり魚をキャッチしておりましたよ。これから海外でナマズのぶっ込み釣りなんかをする方はミヌアノ63、いいんじゃないでしょうか。数日前に、あんなごつくて長い竿でヒィヒィ言いながら激闘していたわたしが、楽勝で片腕でファイト出来る竿です。

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釣れすぎて飽きちゃうかと思いきや、意外と飽きずに夜中までやってしまったという。奥が深いブンサムラン。宿泊できるコテージもあるので今度は一泊して24h耐久するのもいいかもしれないね。


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…さすがに飽きるかな。(笑)

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さて、明日はどんな釣りが待っているだろう??